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滅菌と殺菌の違い

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滅菌と殺菌の違い

さて、歯科雑学コラム第1回目のテーマは、滅菌・消毒・殺菌・除菌・抗菌について。なんだかどれも同じような意味にも取れるし、ややこしいですよね?

自分の理解としては・・・

  1. 滅菌・・空間内の細菌を全て死滅させる。空間が外部と遮断されていれば生物は発生しない状態。
  2. 消毒・・健康な人間にとって害の無いレベルにまで細菌を除去する。
  3. 殺菌・・細菌を1個体でも殺せば殺菌。
  4. 除菌・・殺菌と何が違うのか不明。
  5. 抗菌・・無いよりはましか?でも抗菌と書いてある洗面器にカビが生えるのはなぜ??という理解でした。

せっかくだから調べてみるか、と思って(株)花王のホームページを調べたところ・・・「殺菌」とは、細菌を死滅させるという意味ですが、洗剤や漂白剤などの雑貨品ではこの表現は使えません(消毒薬などの「医薬品」や薬用石けんなどの「医薬部外品」で使われる表現です)。「除菌」とは「存在している菌を除去する」という意味です。菌の個数の変化に関する一般的な規定はありませんが、花王では、実際に除菌効果の高い成分を配合したり、洗剤などの使用条件下で細菌が減少するデータを確認したものについて「除菌」の表現をしています。

「抗菌」とは、菌を殺したり減少させるのではなく、「菌の増殖を防止する」という意味です。日本工業規格(JIS)で試験法が規定されています。

とあります。要するに、除菌というのは殺菌と同じような意味なんだけれども、雑貨品では殺菌と表示できないから苦肉の策として発案したのでしょうか?なんだか逆に謎が深まってきてしまいました(笑)。ちょっとこれは徹底的に調べなければ・・・と思っていたらネット上に面白い言葉が・・・・「抗菌、除菌、滅菌、殺菌の「菌」の前の言葉は自己中的」・・・・思わず納得。しかし、そう言いたくなるほど巷ではこれらの言葉が区別無く使われて消費者を惑わせていることも事実でしょう。

では、他にも見てみましょう。

参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

滅菌

有害・無害を問わず、対象物に存在しているすべての生物およびウイルスを完全に(一匹残らず)死滅させるか、除去すること。

消毒

対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象物を使用しても害のない程度まで減らす。

殺菌

菌を殺すこと。対象や程度を含まない概念。対象や程度を含まないため、極端な話をすれば一割の菌を殺して九割が残っている状態でも「殺菌した」ということは可能である。このため、その有効性に対する保証は厳密にはない。ある食品を滅菌(あるいは消毒)したという場合は、その後の微生物の混入や増殖がない限り、すべての微生物が存在しない(あるいは食べても発病しない)ことを示すが、「殺菌した」という場合には必ずしもその保証はない。

除菌

対象物から菌を除いて減らすこと。手を水で洗うことから、ろ過などにより菌を取り除くなど、様々な程度の範囲がある。対象や程度を含まない概念。

菌の増殖を阻止すること。殺菌または静菌による作用である。繁殖を阻止する対象や程度を含まない概念。経済産業省の定義では、対象を細菌のみとしている。そのためJIS規格の抗菌仕様製品では、かび、黒ずみ、ヌメリは効果の対象外とされている。

なるほど、抗菌といっても真菌(カビの原因)の増殖は阻止しないわけか~。だから抗菌仕様の洗面器にカビが生えるんですね。

第2回目:キシリトール入りガムは虫歯にならない?
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