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第8回目:いくつかの矯正歯科で相談を受けたところ先生によって治療方針が違うのですが・・・(1)

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第8回目:いくつかの矯正歯科で相談を受けたところ先生によって治療方針が違うのですが・・・(1)

担当医によって治療方針に関する見解が異なるのは矯正歯科に限ったことではないと思うのですが、矯正歯科では特に顕著に感じられることだろうとは思います。
まず第一に風邪を引いて高熱があるとか、腹痛だとか歯痛の場合には、そもそも何件も相談している余裕はありませんから、たいした説明も受けずに最初に訪れた病院で治療するのが普通です。
ところが矯正歯科の場合、さほど急いで治療する必要もないので何件か相談してみる患者様も多いのです。それはそれで良いのですが、患者様の症状によっては先生によって治療方針に関する見解が違うことがあります。
ある医院では「歯を抜いたほうが良い」と言われたのに、別の医院では「抜かなくても大丈夫」と説明されたとか、ある医院では「表の針金でなければ治らない」と言われてやっぱり矯正治療ってそんなものかと思っていたら、別の医院では「裏側の装置や取り外し可能な装置でも治療できます」と言われたり。
患者様からすれば「どの先生が言っているのが正しいのか??」と混乱するものも無理のないことだと思います。
ではどうしてこのような違いが生じるのか ?その全てを解説することは無理ですが、以下を順を追って読んでいただければほんの少しですがご理解いただけるはずです。

例えば以下のような叢生(歯の凸凹)という症状を治療する際のことを考えてみましょう。

治療方針1|埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック

1 左の図は典型的な叢生(八重歯)を横から見た模式図です。
前歯の先端に赤い点線を書き込みました。
仮に奥歯を動かさないものと仮定して矯正治療をするとどうなるでしょうか?

治療方針2|埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック

2 左の図は上記叢生を上下左右の第一小臼歯を抜歯した場合の治療後の模式図と、最初の状態(薄い影で表示しています)との重ね合わせです。
抜歯をして凸凹を解消したあと、余った隙間は前歯を後退させるために利用しています(青い点線)。

治療方針3|埼玉県所沢市 アクイユ矯正歯科クリニック

3 左の図は一番上の叢生を抜歯をせずに治療した場合の模式図と、最初の状態(ピンクの影で表示しています)との重ね合わせです。2の図とは逆に、治療前に比べて前歯が前方に出ています。

さて、それでは上記のような症状の場合には、2のように前歯を後退させる治療と、3のように前歯を突出させる治療のどちらの治療が好ましいといえると思いますか?
実は今与えられている条件だけでは、どちらが好ましいかの判断はまだできないのです。
少々、長くなってきましたから続きは次回にご説明しようと思います。

第9回目:いくつかの矯正歯科に相談したところ先生によって治療方針が違うのですが・・・(2)

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