口腔内写真接写用コンバーター(ライフサイズコンバーター)|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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口腔内写真接写用コンバーター(ライフサイズコンバーター)

ライフサイズコンバーター

矯正治療において口腔内写真撮影は欠かせません。基本的には口腔内全体を撮影するのですが、患者様の説明用に前歯部とか臼歯部を拡大して撮影したいこともあります。そんなときに役立つのがライフサイズコンバーターです。
写真がライフサイズコンバーターです。この商品を知ったキッカケは今の50mmマクロレンズは口腔内全体を撮影するのに適しているのですが、前歯部だけ、とか臼歯部だけ、といった撮影をしたい時に拡大率が物足りなくて100mmのマクロレンズを買おうかどうか迷いながらネット検索している時に見つけました。 100mmレンズが予想以上に高価だったので、現実問題としてあまり使わない、おそらく1ヶ月に1回出番があるかないかのレンズなのに、う~~ん・・・と悩んでいたところで見つけました。

メーカーのHPを見ると 『EF50mm F2.5コンパクトマクロ専用の接写コンバーターです。レンズとボディの間に装着することで、0.26倍から等倍までのクローズアップ撮影が可能になります。装着後もAFはスピーディに駆動。わずかな距離移動でピントが大きく変化するためシビアなフォーカシングが要求される近接撮影時も、快速・快適なシューティングが楽しめます。装着時の絞り値の低下はわずか1段分です』 と書いてあります。
普段、口腔内写真を撮影するときはF値29で撮影しているので1段低下するとF値20くらいになるになる換算ですが、カメラのF値上限が32なのでライフサイズコンバータを使用すると使用しない状態と同じ被写体震度を得ることは私の撮影条件では無理ということのようです。

ここまでは理解できたのですが、肝心の接写できるのかどうかすら私には良く分かりません。接写と書いているから拡大できそうですが、0.26倍といわれるとなんだが逆に小さくなるような気がします。とっても不安なので翌日キャノンに電話して確認してみました。
私「ライフサイズコンバーターについてお聞きしたいのですが」
担当者「はい、ライフサイズコンバーターは0.26倍から等倍までのクローズアップ撮影が可能になるレンズでございます」
私「・・・・・」
私「0.26倍の意味が良く分からないのですが、今、50mmマクロレンズなんですが、これだと口を全体的に写すことはできるんですけど、ライフサイズコンバーターを付ける事によって前歯だけ、とか、拡大して撮影できるようになりますか?」
担当者「そうですね、***ですから、確かにお客様のおっしゃいます様な撮影も可能でございます。ただし、***ですから暗い感じで写ります」

まあ、前歯だけを撮影することができるのは理解できたのですが、「1円玉でもでっかく写ります!!!」とか、そんな感じの方が私のような人間にはわかりやすかったです。

さて、現在も使用しているメインの50mmレンズ「EF50mmF2.5コンパクトマクロ」を検索してみたところ、もはや骨董品的扱いでCANON CAMERA MUSEAMというサイトに掲載されていました。ただ、製造を終了したのは2016年、製造を開始したのが1987年ですから実に30年近くもモデルチェンジせずに発売されていたということ。スタンダードモデルっていうのはこういう商品のことを指すのでしょう。凄いとしか言いようがありません。1987年発売時の価格が38300円、2016年12月現在、AMAZONでの新品価格はプレミアが付いていて98000円。これまた凄いです。

EF50mmF2.5 コンパクトマクロ

 

EOS KISS F +ライフサイズコンバーター


ライフサイズコンバーターを装着すると上の写真のようになります。ちなみにカメラ本体はEOS KISS F。前回書いたようにEOS KISS Fは本体が軽いので余計にレンズの重みを感じます。EOS40Dに比べてカメラ本体が軽すぎるので重心が前方に移動するのです。望遠レンズを抱えているくらいの気分になります。きっとボディーとレンズバランス的には似たようなものなのではないでしょうか。構えると前のめりになりそうでとても不安定な感じがします。 これがどのくらい接写できるか?というのを実験するためにまずは被写体を選んでみました 。

IXY DIGITAL10

CANON IXY DIGITAL10です。そう、当院はキャノン製品ばかりなのです。プリンターがクリニックに3台、家に1台、ビデオカメラ1台、プロジェクター1台、全部キャノンです。ついでにウイルスソフトまでキャノンのESET NODです。所有するパソコン4台全部にESET NODをインストールしています。キャノンがアンチウイルスソフト作ってるの?と思うかもしれませんが結構優秀なウイルスソフトのようです。
ちなみにキャノンは正確にはキヤノンと表記します。 なぜキャノンばかりかというと、特別キャノンに思い入れがあるわけではなくて、偶然です。
たまたま最初に買ったのがキャノンのカメラだったからなんです。後は何を買うにしてもキャノンにしておけば、故障したときに面倒くさくないと思ったからです。カメラ本体がキャノンで、レンズがニコン、ストロボがソニー、プリンターがエプソンとかなると故障したときにどこのメーカーに連絡したらいいのか自分ではわからない。全部キャノンなら、キャノンの人に来てもらって「川上から川下までキャノンの製品だからどうにかして」と丸投げできると思ったからです。そういうわけで最初は偶然ですが、その後は必然というか戦略的な選択なのです。

50mmマクロ画像

50mmマクロ+ライフサイズコンバーター画像

左が50mmマクロレンズで目一杯拡大して撮影したもの。右がライフサイズコンバーターを挟んで目一杯拡大して撮影したものです。

当院では治療後に口腔内写真を撮影し、患者様へ治療経過をご説明しております。矯正治療中は不安が大きいと思いますが治療による変化を確認することでその不安も小さくなるのではないかと思います。

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