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唇側矯正用アーチターレット

アーチターレットとは歯科矯正用のワイヤーを前歯部の曲面に合わせて屈曲するための道具です。

最近ではプリフォームといって予め屈曲されたものが市販されていますからあまり使用することはなくなりました。 左の写真がアーチターレット本体です。溝が5本掘ってあって、ワイヤーをどの溝に入れて屈曲するかでトルク値が変化します。0°の溝に挿入して屈曲すれば平たい運動場のランニングコースのような形態になりますし、角度の付いた溝に挿入して屈曲すれば競輪場のバンクのような形態になります。

右の写真の内側が市販のプリフォームワイヤーで外側が30cm位の直線ワイヤーをアーチターレットを使用して屈曲したものです。 長さが全然違います。これが未だにアーチターレットが必要な理由です。矯正治療では様々にワイヤーを屈曲して使用するのですが、プリフォームワイヤーだと長さが足りないため単純な形態のループを2個しか曲げることができません。複雑なループを屈曲したい、あるいは3個以上ループを屈曲したい場合にアーチターレットを使用して足の長いワイヤーを作成し使用します。 ただ、最近ではループを曲げなくても歯に接着するブラケットに様々な工夫がなされているため3個以上のループを屈曲することは少なくなりました。

アーチターレットを手にすると、卒業直後の研修医時代を思い出して懐かしい感慨に耽ったりします。このアーチターレット、私はてっきり「一生もの」だと思っていたのですが15年経ったあたりから少しずつトルク値がおかしくなってきました。トルクが10度入る溝にワイヤーを挿入しても規定値通りに曲がらないんです。繰り返しの使用によりどうやら溝が削れて広がってきているみたいです。ということで買い換えました(2014年5月)。最近はさほど使う機会も少ないし15年以上頑張ってくれることでしょう。紛失さえしなければ・・・。

アーチターレットといえば、、、2年程前に舌側矯正専用のアーチターレットが発売されました。その数年前から業者さんに こんなの作ってって伝えていたのに。他の道具でも似たようなことがありました。デザインして業者さんにこれ検討してもらえないかな?って伝えた3か月後位に他メーカーからほぼ同じ商品が発売されたりとか。皆考えることは似たり寄ったりだとも言えますがやっぱり悔しいwそこで、今試作品を試している製品は是非とも他社に先駆けられず販売したい。Mさんよろしくね。