歯科技工用超音波カッター

超音波カッターは歯科用加圧形成器（バイオスター）で作成したマウスピースなどをカットする器械です。
１秒間に４万回の超音波振動でカットするということですが、1/40000秒という世界は想像がつきません。

外観はこんな感じ。

そして、歯科用加圧形成器で作成したマウスピースを外形で刳り貫きます。このくらいなら鋏でも可能なのですが案外と硬いのでたくさんやると腱鞘炎になります。

次にもう少し実際に使用するマウスピースに近い形にカットします。この作業は石膏模型の上からカットするので鋏ではできません。

その後、トリミングをすると上の写真のようなマウスピースが完成します。

以下～2016年11月追記～

ラボソニックカッターはナカニシというメーカーの製品です。個人的にナカニシは好きなメーカーで当院のインプランターやタービンなどもナカニシ製が多いです。歯科の治療チェアなどの大物を製造するメーカーではないので開業時にはあまりお世話になることがありません。開業時はどうしても治療チェアのメーカーに合わせて製品を買ってしまうので。トヨタの車を買うとしたらとりあえずは純正品で揃えますよね、それと似ています。
今は、買いたい商品にナカニシ製のものがあれば第一選択ですね。壊れないし、価格も他社メーカーと比べても高くはない。デザインが洗練されている製品が多く、安心感があります。
もっともこのラボソニックカッターだけは外れだった。もともとダメな製品だとは思わないのだけれど、たまたま外れに当たったのかな～。それともスタッフの使い方の問題か。とにかくよく壊れた。製品そのものは15万円程度だったと思うけど修理のたびに3万位かかる。それを何回修理しただろう・・・たぶん10回近く。それも毎回同じ箇所。
で、、、スタッフ曰く「ハサミで切ればいいだけだからもう修理しなくていいです」とのこと。

というわけで現在は使っておりません。この機械を最も気に入っていたのが私なので何度も修理に出していたのですが、自分だけが使っていたときに壊れたことはなかったんだけどな、2年位・・・。新品だったからなのか？
ともかくスタッフが必要ないと言うのだから要らないのでしょう・・・

NEXT：歯科技工用エアシリンジへ