マウスピース型矯正装置「インビザライン」による叢生(歯のでこぼこ)の治療例2(叢生14)|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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マウスピース型矯正装置「インビザライン」による叢生(歯のでこぼこ)の治療例2(叢生14)

叢生治療例14(マウスピース型カスタムメイド矯正装置「インビザライン」、非抜歯)

症状
主訴は出っ歯を治したということでした。出っ歯は専門用語では上顎前突症といいますが、厳密には異なります。
出っ歯というのは前歯の見た目の感覚的な判断で、上顎前突症というのは上下顎骨の相対的な前後的不調和(上顎が大きいとか、下顎が小さいとか)を主たる判断要因とします。
本症例は確かに出っ歯ではありますが、上下顎骨の前後的不調和は認められないため上顎前突症とはいえません。専門的な症例分類としては叢生(一般的には乱くい歯などと形容されることが多い)に分類されます。

治療
患者様のご希望や症状を勘案しマウスピースタイプの矯正装置、インビザラインで治療を行うことにしました。
コンピューターシミュレーションによると当初のアライナー(マウスピース)数は27組です。順調にいけば約1年で治療が終了する予定です。
≪本治療におけるアライナー数≫
最初のアライナー数:27セット
ケースリファイメント(微調整用のインビザライン):なし
治療期間:13か月
当初のアライナー27セットを終了した時点で患者様は大変満足されており、ケースリファイメントは行いませんでした。私としては左側臼歯部の咬み合せが甘いかな、とも感じましたが保定期間中に咬合するようになるだろうと判断しています。
ケースリファイメントは治療終了後半年間有効なので、今後患者様のご希望が生じればケースリファイメントを行うこととし、一旦治療完了としました。

治療の目安

主訴
出っ歯を治したい
診断名
叢生
年齢
23歳 女性
治療に用いた主な装置
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
抜歯部位
非抜歯
治療期間
13か月 / 月に約1回の通院
治療費
約870,000円(税込)
リスクと副作用
  • 歯みがきが不完全なまま長時間マウスピースを装着すると虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
  • 初めてマウスピースを装着した時や取りかえた後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
  • 小児や骨格性要因を含む症例には適さず、精密な歯の移動は原則として困難で満足な結果が得られない場合があります。
  • 適切な装着時間を守らないと歯が動かず、治療期間も延長します。
  • 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。

【マウスピース型カスタムメイド矯正装置「インビザライン」について】

  • マウスピース型矯正装置「インビザライン」は、日本国内では医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認の医療機器です。材料については日本の薬事認証を得ております。
  • 米アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザライン・ジャパン社から入手しています。
  • 日本国内において医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けている同様の医療機器は複数存在します。
  • 1998年にFDA(米国食品医薬品局)により、医療機器として認証を受けています。
  • 日本では完成物薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

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