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小児矯正の目的

目的

子供の矯正治療について

最近では成人になられてから矯正治療をお受けになる患者様がずいぶん増えてきました。その際患者様から「子供のころにやっておけばよかった」というお話をよく伺います。子供のころは装置をつけるのが格好悪い、等の理由で矯正治療を受けなかったのですが、やはり年頃になると歯並びの悪さが気になり始めて矯正治療を始める方が多くいらっしゃるのです。もちろん、何歳になっても歯並びをきれいにして美しく素敵な笑顔を手にすることはできるのですが、「子供の頃に矯正治療を始めていれば、もっと良かったのに・・」と感じることも少なくありません。なにが“もっと良かったのに・・”と感じるかというと、以下のようなケースです。

  1. もっと早くから矯正治療を始めていれば歯を抜かずに治療できたのに・・
  2. 子供の頃に歯並びを整えておけばこんなに虫歯が多かったり、歯周病になってはいなかっただろうな・・
  3. 小さい頃から矯正治療を始めていればもっと簡単な装置で短期間に治せたのに・・
  4. 乳歯の頃に矯正治療を始めていれば骨格的な不正まで良くすることができたのに・・
  5. 高校生までに矯正治療をしていれば、この歯も動かせたかもしれないのに・・

多くはこういったところですが、見方を変えて子供のときに矯正治療をするメリットを考えてみましょう。

治療の選択肢が増える

ヘッドギアー

子供に比べて成人では使用する装置や、治療期間に制約が生じることが多く、治療法の選択肢が狭まる傾向にあります。例えば夜間使用するヘッドギアー(左写真)という装置を例にとると、成人の患者様に1日10時間以上使用してください、とお願いしても難しいでしょう。

そもそも仕事が忙しくて自宅に10時間もいないかもしれません。これは装置の使用時間の制約ですが、他にも職業上、見える装置は使えない、などの使用装置の制約が生じることもありますし、子供と同じ治療法を選択すると治療期間がかかりすぎるといった治療期間の制約が生じることもあります。

次の2つの症例は上顎前突という症状を、子供の頃から治療した場合と、成人になってから治療した場合の比較です。

上顎前突 症例1

お二人ともきれいに治りましたが、最初の患者様は先のヘッドギアーという装置を子供の頃から大変頑張って使ってくれたため歯を抜かずに治療することができました。

上顎前突 症例1(治療前)
治療前

上顎前突 症例1(治療後)
治療後

上顎前突 症例2

二人目の患者様は、成人ですからヘッドギアーを長時間使用することには無理がありましたので上顎の小臼歯を2本抜歯して治療しました。

上顎前突 症例2(治療前)
治療前

上顎前突 症例2(治療後)
治療後

子供の頃に歯並びを治したほうが、虫歯や歯周病になるリスクが減る

歯並びが悪いと、どうしてもきれいに歯磨きができず、放置すればするほど虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。それに、はやく治療したほうがきれいでいられる時間が長くなるのですから、どうせなら治療は早いにこしたことはありませんよね。

歯並びが悪くならないように予防ができる

本来は歯並びがきれいに並ぶはずの患者様でも、成長発育の過程における様々な要因で歯並びが悪くなることがあります。“歯が大きい”とか“あごが小さい”ことが原因であればこれは生まれつきの要因ですが、それ以外に、後天的な要因で歯並びが悪くなることがあります。

例えば、指しゃぶりを小学校に入学しても続けていると、前歯が開いて噛み切れない「開咬」という症状が出てくることがありますし、顎の運動に影響を与えるような位置に歯が生えてくると、たった一本の歯のために顎が曲がってしまい、顎変形症という外科手術をしなければ治らないような症状になることもあります。

また、乳歯には、後ろから生えてくる永久歯のための隙間を確保するという重要な役割があるのですが、虫歯などの理由で早期に抜いてしまうと、後ろの奥歯が前に倒れてきて隙間を埋めてしまい、永久歯が生えてこられないこともあります。こうなると、前に倒れてきた奥歯を元の位置に動かす矯正治療が必要になりますが、乳歯を抜いてすぐに必要な処置をおこなえば、奥歯が前に倒れてくることもなくなるのです。

第一大臼歯が隙間を埋めようと手前に移動してしまったケース

右の写真は乳歯が早期に脱落してしまったために、第一大臼歯が隙間を埋めようと手前に移動してしまったケースです。こうなると矯正治療で第一大臼歯を元の位置まで戻さないと第二小臼歯は生えてくることができません。乳歯が抜けてすぐ処置していれば簡単な処置で済みました。

成長発育を治療に利用できる

成人になってからの矯正治療では、骨格的な不正があってもそれを根本的に改善するには外科的に処置するしかありません。ところが、子供の頃から矯正治療をすることによって、例えば下顎前突の患者様なら上顎骨の発育を促進したり、下顎骨の成長を抑制したりすることがある程度可能なのです。

埋伏歯(歯槽骨に埋もれて生えてこれない歯)の牽引

あまり多くはありませんが、40代以降になって、埋伏歯(歯槽骨に埋もれて生えてこれない歯)の牽引を希望される患者様がいらっしゃいます。もちろん、無事牽引できることもありますが、埋伏歯が骨と癒着して動かないことも多いのです。

矯正治療によって歯が動くのは、歯と歯槽骨の間に歯根膜という軟組織が介在しているおかげです。歯根膜は歯に加わる圧力のクッションの役割をはたしていますが、歯槽骨に埋もれた歯の歯根膜は、長期間に渡り咀嚼の圧力を受けませんから退化してしまい、歯と歯槽骨が直接くっついてしまうのです。ちょうど、使わない筋肉が痩せてくるのと似ています。一概にいえませんが、高校生くらいまでならかなりの高い確率で埋伏歯を引っ張り出すことが可能です。

右の犬歯が生えてこない

子供の矯正治療の開始時期

子供の矯正治療の最適な時期は患者様によって実にさまざまです。早くクリニックに来ていただいても何も治療しないこともよくあります。
けれど、次のような症状があればなるべく早く矯正専門医に相談していただきたいと思います。

永久歯が永久歯の歯根を吸収してしまったケース

上の写真は永久歯が永久歯の歯根を吸収してしまったケースです。患者様は「永久歯がぐらぐらしてきた」と来院されました。反対側の犬歯は正常に生えていましたから早期発見が望まれたケースです。

思い当たることがあれば、最も治療に適した時期に治療を開始するために、なるべく早めに矯正の先生に診てもらうようにしてください。もしかしたらわざわざ来院していただいても何もしないかもしれません。特に小学校低学年の場合にはその可能性が高いです。しかしながら、病院に行って何もする必要がなければそれはもっとも幸せなことです。

参考:子供の矯正治療を強く推奨する症状とは?

NEXT子供の矯正治療をいつから始めるか

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