歯科矯正用電動トルクドライバー(オルソニア)|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
電話番号:04-2928-0050

HOME >  医院案内 >  院内設備 >  歯科矯正用電動トルクドライバー(オルソニア)

歯科矯正用電動トルクドライバー(オルソニア)

オルソニア

オルソニアは歯科矯正用アンカースクリューを植立する際に用いる器機です(電動トルクドライバー)。
手動ドライバーでも植立可能ですし、植立部位によっては手動ドライバーのほうが使いやすい、あるいは手動ドライバーでなければ届かないこともあるのですが、電動のほうがスクリューを回転させる速度・トルクが一定になるので脱落率が低いといわれていますし、経験的にもそう思います。 実際に使ってみると、速度・トルクも勿論ですが、植立の際の手振れを最小限に抑えられることが大きい気がします。
例えばプラスのドライバーでネジを打ち込む際に、一般的な手動ドライバーだと、手首で回転すると同時に常に軸がぶれないように注意する必要がありますが、電動のドライバーなら回転に関しては器械がおこなってくれるので作業する人は軸がぶれないように器械を支えることに集中すればよくなります。この電動トルクドライバーも全く同じです。

特に口腔内は狭く、作業スペースが限られていますからそういう意味で有用です。 現在は一般的にいうところのインプラント(人工歯根)用の本格的なインプランターも購入しましたので、手動、オルソニア、インプランターを併用しています。 オルソニアは株式会社プロシードの製品です。歯科矯正用アンカースクリューが2013年だったと思いますが、厚生労働省から認可がおりたのですが(外科矯正など、保険適用の矯正治療にも利用できるようになりました)、その時認可を得た3製品のうちの一つがプロシードの「デュアルトップオートスクリュー」でした。歯科矯正用アンカースクリューも種々使用してみましたが今のところはこれが最も使いやすく感じているので当院でのメインの歯科矯正用アンカースクリューになっています。

追記
現在は手動ドライバーだけで植立を行うことはなくなりました。脱落率が明らかに高いからです。植率部位によってオルソニアとインプランターを使い分けています。とにかく植立中に手振れしないことと可能な限り小さなトルクで植立できることが脱落率が低い原因だと考えています。植立中に軸がぶれると歯槽骨に微細なクラックが生じるようでそれが脱落の原因となるのです。
それから術前にCTを撮影して骨の状態を立体的に把握しておくことも大切です。最後に、患者様に抗生物質をしっかり服用していただくこと。これを徹底することで脱落はかなり抑制できていると思います。

NEXT:歯面清掃用ハンドピース(プロフィーメイトneo)