電話番号:04-2928-0050
現在 :
ホーム>歯列矯正治療>矯正装置の種類>その他の矯正装置>矯正用ミニインプラント

矯正用ミニインプラント

その他の矯正装置へ

矯正用ミニインプラントの外観

日本では「インプラント=人工歯根」という解釈が定着していますのでここで少し説明します。

インプラントとは英語で「implant」と綴ります。imはinと同じ意味の接頭語であり「中に、中へ」という意味です。plantは、「植える」という意味です。そのため、広義では体内に植立する人工物は全てインプラントといえるのです。例えば手足を骨折したときに用いるボルトなども当然インプラントです。
歯科で用いられる人工歯根としてのインプラントは、本来デンタルインプラントと呼ぶべきものですが、インプラントといえばデンタルインプラントであることが多いためにインプラント=人工歯根と解釈されることが多いようです。

矯正用ミニインプラントは人工歯根として一般歯科で用いられる「デンタルインプラント」から派生したものではありますが、その形態、使用目的は全く異なるものです。一般歯科でのインプラントは補綴治療(身体の欠損した部分を補うもの。義眼や義足も広義の補綴治療です。)の一つです。歯科では喪失した歯を補う治療を補綴治療と呼んでいます。入れ歯や差し歯が代表的なものです。人工歯根としてのインプラントももちろん補綴治療です。

それに対して矯正用のインプラントはそもそも補綴治療ではありません。身体の欠損した部分を補う目的で使用するものではないからです。そのために使用する期間が限定されています。できることならば一生涯の使用を前提としているデンタルインプラントと異なり、あくまで矯正治療中の数ヶ月からせいぜい2年の使用を前提としています。そのため顎骨と結合させるタイプのインプラントではありません。顎骨とスクリューのネジ山を介して機械的に維持しているに過ぎません。

矯正歯科で用いられるインプラントは専門的にはTAD(temporary anchorage device)、ISA(immediate surgical anchor)などと呼ばれます。前者を日本語訳すれば「一時的な固定装置」となるでしょうし、後者は「即時外科的固定源」とでもなるのでしょうか。当初、大臼歯を固定するために用いられる矯正用のインプラントはプレートタイプでした。顎の骨折などの際に骨片を固定するものをそのまま流用していたために、現在主流のスクリュータイプに比べるとかなり大きく、口腔粘膜を剥離して顎骨を露出させてから植立するなどそれなりに大きな外科手術を伴うものでした。ところが最近になって口腔粘膜を剥離することなく歯肉の上から直接植立できるスクリュータイプの矯正用インプラントが登場しました。ISAというのはTADの中でもそのようなスクリュータイプのものを指します。 当院で使用するのは このスクリュータイプのミニインプラントです。

矯正用ミニインプラントの適応

図1
それでは矯正用インプラントはどのようなときに使用するかを説明します。
左図は典型的な八重歯を横から見た模式図です。
歯を抜いて治療したほうが良いか否かはこの図だけでは評価できませんが、諸事勘案して上下の第一小臼歯を抜歯、かつ前歯を最大限に後方移動することで最も良好な治療結果を得られる症例だとします。

図2
上図にマルチブラケット装置を装着した模式図です。ここでは唇側矯正装置ですが、舌側矯正装置でも原理は同じことです。

図3
図2から上下の第一小臼歯を抜歯をした模式図です。矯正用ミニインプラントを用いない場合には奥歯から前歯を引っ張りますので、前歯には後退する力が働きますが、その反作用で奥歯には前進する力が働きます。そのため概ね抜歯スペースの中間くらいで前歯と奥歯が互いに出会うことになります。
そのような治療計画であればもちろんなんら問題ありませんが、前歯を最大限後退させたい場合には困ります。

図4
前歯を最大限後退させる必要がある症状の場合には図3のような抜歯スペースの閉鎖方法は好ましくありません。そこで矯正用ミニインプラントを植立し、インプラントから前歯を牽引します。こうすることで奥歯に前進する力を作用させずに、前歯にのみ後退する力を作用させることができるのです。

参考→インプラント矯正(実際の使用例です)

NEXTチンキャップ

その他の矯正装置へ

アクイユ矯正歯科クリニックへのお問い合わせ

ご質問メール
初診予約メール

アクイユ矯正歯科クリニックからのお願い
当院は所沢市に隣接する狭山市や入間市、東村山市をはじめ、川越市や新座、飯能などの埼玉県南西部、清瀬や東久留米などの東京都多摩地域の皆様が安心して歯列矯正を受けられる歯科医院でありたいと思っています。お気づきの点がございましたらご意見をお聞かせください。