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舌側矯正(裏側矯正)について(1)

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第13回目:舌側矯正(裏側矯正)について(1)

「見える矯正装置と見えない矯正装置のどちらを希望しますか?」

こう質問されて「見える矯正装置を希望します」と答える人はあまりいないでしょう。
歯列矯正を希望される患者様の多くはできれば見えない矯正装置での治療を希望しているにもかかわらず、現実的には固定式の矯正装置で治療される患者様の実に97%が唇側矯正装置で治療しています。舌側矯正装置で治療している患者様は世界的にみると僅か3%に過ぎないのです(矯正装置の出荷量からの推定値)。

理由の一つとして矯正歯科専門の歯科医院であっても舌側矯正を扱っている歯科医院がそれほど多くないことが挙げられます。

なぜでしょうか?一つには、歯学部の教育に舌側矯正が含まれていないことが挙げられると思います。

時間的な制約などから歯学部での矯正歯科学教育の中心は診断学が中心です。
「**を原因とする□□症。治療は△△を使用する」 といったところが歯学部の矯正歯科学教育です。
具体的 な「△△という矯正装置をどのように使用して治療するか?」ということは卒業後に研修することになります。
そういう理由もあって、 歯学部卒業時においては舌側矯正に関する知識はほとんどないのが大多数といっても良いでしょう。

卒業後、矯正歯科を専攻分野とする歯科医師の多くは歯科大学の矯正学講座(大学病院の矯正科)に在籍することになりますが、肝心の矯正学講座で舌側矯正を積極的に行なっているところがあまりありません。最近でこそ国立大学歯学部のホームページでも舌側矯正のことに触れているところもありますが、ちょっと前には考えられなかったことです。
そういった背景があって、舌側矯正に関しては積極的に取り組まないというか、どちらかというと否定的にとらえる先生が多いのだと思います。

ちなみにインプラント(人工歯根)というのは主に開業歯科医が先頭に立って世間に広めたという経緯があります。歯科医療に限っては大学病院=先進医療という図式が必ずしも成り立っていません。

これは、歯科医療のほとんどがチームではなく、個人で完結する医療行為であることが大きいです。医科の場合にはどうしてもチーム医療が中心になりますし、設備にかかる費用も個人経営のクリニックで賄えるような代物ではないので大学病院などの大規模病院が先進医療を担う図式が成立しています。
歯科の場合、歯科医師からすると大学病院での治療と、個人でクリニックを設立したときの治療に差がありませんから多くの歯科医師が開業歯科医を選択することになります。

話が逸れてしまいました。本題に戻ります。

舌側矯正のデメリットとして一般的に取り上げられていることに

  1. しゃべりにくい
  2. 口内炎ができやすい
  3. 治療期間が長くかかる
  4. 唇側矯正と比較して治療精度が良くない
  5. 唇側矯正に比較して治療費が高い

というのがあります。

1に関してはは唇側矯正に比較すれば確かにそういう側面はあります。歯の裏側に装置が着いている以上、仕方の無い問題ともいえます。
2に関してはちょっと??です。率直に言ってむしろ低いのではないか?とさえ感じます。ただ、口内炎の発生する部位が舌なので、できた場合の痛みの程度は唇側矯正の際の頬粘膜に比較して強いかもしれません。ただ、あまり発生頻度は高くありません。発生頻度は低いけれど出来た場合の痛みが唇側矯正に比べて強いので強調されている面があるように感じています。

続く

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矯正装置の種類:舌側矯正
舌側矯正での治療例1
舌側矯正での治療例2

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