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上顎片顎抜歯による矯正治療についてのご質問

患者様からのご質問 (*筆者注 矯正相談後に患者様から以下のご質問を頂きました。患者様は上顎左右側の第一小臼歯抜歯が必要な症状でしたので、初診相談時にその旨ご説明しましたがその治療方法についてのご質問です)
上の歯は2本抜歯で、下の歯は抜歯しないかもしれない、とお聞きしましたが、上下の数が合わなくても噛み合わせは問題ないのでしょうか?
当院からのお返事 上顎の第一小臼歯だけを抜歯するという矯正治療に関しては、説明が難しいのですが、例として上顎ではなく下顎の小臼歯だけを抜歯した場合には上顎第二大臼歯の対合歯がなくなるので問題があると言えばあります。下顎の第一小臼歯だけを抜歯した場合には以下の図1のような咬合関係になるため上顎第二大臼歯の対合歯が存在しないことになります。 図1 下顎小臼歯抜歯
この状況を回避するには外科矯正を選択することになりますが、やはり全身麻酔下の外科手術を回避したいという要望は強く、選択肢の一つとしては残る抜歯部位です。
ちなみに上下顎第二大臼歯迄萌出した永久歯列期の正常咬合は以下の図2のようになります。 図2 永久歯列期正常咬合

次に**様の治療のように上顎の第一小臼歯だけを抜歯した場合の治療後は以下の図3のようになります 図3 上顎小臼歯抜歯

下顎だけを抜歯した場合とことなり、咬み合わない歯はありません。下顎の片顎抜歯はあまり行われませんが、上顎の片顎抜歯は普通に行われていると思います。
抜かないで治療が可能ならばもちろんそのほうがいいのですが、それでは治療ができませんので抜歯をします。
矯正治療に限らず、医療というものは全てメリットとデメリットを天秤にかけて行うものです。痛み止め一つとっても効能と副作用は天秤にかけられています。ただ、バファリンなど、市販の解熱鎮痛剤は副作用が無視できるほど少ないがゆえにほとんどの方が効能だけを考えて服用しているに過ぎません。
矯正治療の抜歯につきましてもメリット、デメリットを天秤にかけたうえで決定されているとお考えくださいますでしょうか。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。

*このページは実際に患者様からメールで頂いたご質問に対する当院のお返事を中心に記載しております。そのため、患者様からの質問内容については年齢、性別、文章の特徴等、Q&A形式で考えて問題ない範囲でデフォルメして記載しております。また、内容的にも理解が得られやすいよう私の方で適宜解説を追加して記載しておりますのでご了承ください。