40代で矯正治療はできますかというご質問|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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40代で矯正治療はできますかというご質問

患者様からのご質問

受け口で悩んでいます。噛んだ時に3、4本の上の歯が下の歯より少し奥にきます 前歯の二本はブリッジ(注:連結した差し歯のことです)です。

ブリッジにしてから特に噛みあわせが悪く滑舌も悪くなったような気がします。もともと噛んだ時に上下がほぼ、同じくらいにはなりますが。(通常は上の歯が下の歯より前ですよね?)

40代でもブリッジをしていても受け口は矯正できますか?また頭痛と腰痛にも悩んでいて受け口からくる痛みと聞いたことがあります。40代後半ですが少しでも改善できるのならばと思います。若い時は経済面でも矯正はできませんでしたが現在は多少はとも思います。

もしできるのでしたら期間と費用を教えてください。また歯医者はトラウマがありとても怖いのですが矯正治療は痛みがありますか?

当院からのお返事

>40代でもブリッジしていても受け口は矯正できますか?
ブリッジをしていても矯正治療は可能ですが、多くの場合ブリッジを切断して矯正治療することになります(ブリッジではなくなります)。矯正治療後に再度ブリッジの再製作をはじめとした最終的な補綴治療を行います。
年齢による矯正治療の制限はありませんが、歯周病が進行している場合には矯正治療に様々な制約が生じる可能性があります(歯の移動量の制限など)。

>もしできるのでしたら期間と費用を教えてください
症状により異なりますが、参考までに申し上げますと唇側矯正の場合、平均すると治療期間2年、治療費80万円前後です。

>矯正治療は痛みがありますか?
あります。とはいえ皆さん最初は痛いと訴えますが、暫くすると慣れてしまう程度の痛みです。また、痛みの感じ方は人それぞれですので身近に矯正治療経験者がおりましたらその方にお聞きになるのが最も具体的に教えてくれると思います。

補綴物の多い患者様の矯正治療について

たまに、ブリッジや差し歯があって歯の神経を抜いているのですが矯正治療は可能ですかという質問を頂きます。
矯正治療は歯の神経の有無よりも、歯の周囲の組織(歯根膜)が健全であるか否かが重要なので歯の神経を抜いていることは矯正治療を行う上での障害にはなりません。

ただ、差し歯が多いということは、過去に虫歯が多かったということでもあり、歯磨きなど口腔ケアに対する意識が低い可能性があります。
このため矯正治療にあたって様々な制約が生じる可能性があります。少なくともプラス要因でないことは確かです。

もっとも1歯~数歯だけの差し歯なら通常通りの矯正治療をおこなっていることがほとんどです。補綴物が多いという理由で治療が困難と判断するのは私の場合、年に2、3症例ではないでしょうか。特殊な症例に分類してよいかと思います。

最後に、年齢は関係ありません。このご質問をされた方は「自分ももう40代」という感覚なのだと思いますが、年齢で仕分けされる医療ってあまりないと思うのです。
40代で風邪の治療できますか?ニキビの治療できますか?虫歯の治療できますか?など、他の医療分野で年齢云々を気にすることはないと思うのですが何故か矯正治療は年齢を気にされる方が非常に多い気がします。

歯を動かすのも生体反応を利用しています。極端に言えば生体反応がある限り(=生きている限り)歯は動きます。後は得られるメリットと治療期間や費用との兼ね合いで患者様の判断に委ねることになります。

*このページは実際に患者様からメールで頂いたご質問に対する当院のお返事を中心に記載しております。そのため、患者様からの質問内容については年齢、性別、文章の特徴等、Q&A形式で考えて問題ない範囲でデフォルメして記載しております。また、内容的にも理解が得られやすいよう適宜解説を追加して記載しておりますのでご了承ください。