下顎前突症の歯列矯正治療例11|アクイユ矯正歯科クリニック(所沢市)|埼玉県新所沢駅の矯正歯科医院
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下顎前突症の歯列矯正治療例11

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下顎前突治療例11(上下顎両側第一小臼歯抜歯、唇側矯正装置)

症状・治療方針・治療
初診時年齢:18歳
性別:女性
主訴:前歯がでこぼこしていて下の前歯が前に出ているのが気になる
症状・治療方針
前歯部が反対咬合になっており、上顎左側犬歯が歯列に収まりきらず凸凹しています(叢生)。上顎の叢生が左側に偏在しているため上顎歯列の正中が左偏しており上下顎歯列正中が一致していません。
側貌レントゲン写真の分析結果から上下顎骨の大きさに問題はなく、前歯の傾きによる歯性の下顎前突症でした。
側貌写真からは下顎骨の前突感は認められませんが、受け口であるため下口唇が上口唇に比べてわずかに前方に位置していることがわかります。
非抜歯で歯を配列することも可能でしたが、E-lineに対して上下口唇が突出するため、審美的により良好な結果を得られると判断して上下顎の第一小臼歯を抜歯することにしました。上顎は叢生改善のため、下顎は下顎前歯を後方移動するために抜歯するイメージです。
上下顎に唇側矯正装置を装着し、固定源として上顎にトランスパラタルアーチを使用しました。

下顎前突治療例11 初診時上顎咬合面下顎前突治療例11 治療中上顎咬合面下顎前突治療例11 終了時上顎咬合面下顎前突治療例11 初診時正面下顎前突治療例11 治療中正面下顎前突治療例11 終了時正面

下顎前突治療例11 初診時下顎咬合面下顎前突治療例11 治療中下顎咬合面下顎前突治療例11 終了時下顎咬合面

下顎前突治療例11 初診時側面下顎前突治療例11 治療中側面下顎前突治療例11 終了時側面

治療結果
前歯部反対咬合、叢生、上下顎歯列正中の不一致はいずれも改善しました。側面の口腔内写真から1歯対2歯咬合も達成されており機能的にも問題ありません。
側貌写真から術前にみられた下口唇の前突感は消失し、E-lineに対する上下口唇の位置関係も良好であることがわかります。

治療の目安

主訴
叢生、受け口
診断名
叢生を伴う歯性の下顎前突症
年齢
18歳 女性
治療に用いた主な装置
唇側矯正装置、トランスパラタルアーチ
抜歯部位
上下顎両側第一小臼歯
治療期間
23か月 / 月に約1回の通院
治療費
約840,000円(税込)
リスクと副作用
  • 治療中は歯みがきしにくい箇所ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
  • 初めて矯正装置を装着した時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
  • 治療当初は装置が舌にあたり、発音のしづらさや食べづらさなど感じることがあります。
  • 歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
  • 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 矯正治療は患者様の協力度に左右されることのある治療です。顎間ゴムなどを歯科医師の指示通りに使用しないと期待した治療結果が得られないことがあります。

Case1:空隙歯列1(マウスピース型カスタムメイド矯正装置「クリアアライナー」、非抜歯)
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