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矯正装置の種類
大人の矯正治療、第二期治療(子供の矯正治療)に用いられる主な装置
透明な装置(唇側矯正)
従来の金属製のブラケットと比較して大幅に目立たなくなりました。現在、もっとも多くの患者様の治療に用いられている装置です。
左の写真の上顎に装着している装置は透明なブラケットに金属色のワイヤーの組み合わせです。これが最も一般的な組み合わせです。下顎に装着している装置は上記組み合わせにカラーモジュールを組み合わせたものです。
左の写真の上顎に装着している装置は透明なブラケットに白色のワイヤーの組み合わせです。表に付ける装置としては最も目立ちませんが症状によっては治療の最終段階では通常の金属色(あるいはレモンゴールド色)のワイヤーでの治療が必要になります。下顎に装着している装置は透明なブラケットにレモンゴールド色のワイヤーの組み合わせです。歯肉の色と調和して通常の金属色のワイヤーと比較して目立ちにくい特徴があります。
透明な装置に白色のワイヤーを装着した口腔内写真
表から見えない装置(舌側矯正、リンガル)
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正面からは見えません |
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実際の口腔内(上顎) |
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実際の口腔内(下顎) |
クリアアライナー(Clear Aligner)

治療前にコンピューターを用いて精密な治療計画を立てます。

治療計画をもとに計画した移動量の作業用模型を作成します。

完成したクリアアライナー。一ヶ月の間にSOFTタイプとHARDタイプ2種類のクリアアライナーを順次使用します。

透明ですから装置を付けていてもほとんど見えません。*すべての症状が治療可能な装置ではありません。詳しくはお問い合わせください。
インビザライン(invisalign)


インビザラインは今までの針金の弾性力を用いた矯正治療とは異なる、新しい矯正治療法です。 コンピューターシミュレーションによって作成された、アライナーという透明なマウスピースのようなものを使用して治療します。上記でも紹介しているクリアアライナーと似ている装置ですが、インビザラインは抜歯症例にも適応できるなど、クリアアライナーに比べて適応範囲が広いのが特徴です。
全ての患者様に適応できる装置ではないのですが、部分的にブラケットを装着するなど、付加装置を使用することで適応範囲も広がりつつあります。インビザラインは今まで装置を付けるのが嫌で歯列矯正をあきらめていた患者様にぜひ知っていただきたい治療法の一つです。
矯正装置による治療適応範囲の違いについて
矯正装置にはそれぞれ特徴があり、症状によって治療可能な矯正装置が異なります。
下の図はそのイメージです。
- クリアアライナーの適応範囲
原則として非抜歯治療のみ適応となります。治療難易度の低いものが対象となります。 - インビザラインの適応範囲
上記クリアアライナーと似ている治療法です。アライナーという、透明で着脱可能な装置を使用します。クリアアライナーとの違いは、歯科技工士による手作業(クリアアライナー)か、コンピューターシミュレーション(インビザライン)によりアライナーを作るかの違いです。それぞれ一長一短あり、どちらが優れているというわけではありません。当院では、クリアアライナーで治療可能な症例にはクリアアライナーを、クリアアライナーで治療が困難(抜歯症例など)な場合にはインビザラインを使用しています。 - 舌側矯正の適応範囲
上の概念図では唇側矯正よりも一回り小さな円で描きましたが、実際にはほとんどの症例で治療可能です。 - 唇側矯正の適応範囲
最も適応範囲の広い治療法です。
第一期治療(子供の矯正治療)に用いられる主な装置
ヘッドギアー

主に上顎前突の治療に用いられます。上顎の成長抑制や、上顎大臼歯を後方に移動することができます。
上顎前方矯正装置

主に下顎前突の治療に用いられます。上顎の成長促進や下顎の成長抑制を行うことができます。
床矯正装置

部分的な歯の移動に利用します。ネジやバネを組み込むことで様々な歯列不正に使用されます。