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叢生(歯のでこぼこ)

歯の大きさと顎の大きさの調和がとれていないことが原因です。矯正歯科医院を訪れる患者様の主訴としては最も頻度の高い症状といえます。歯の萌出順序の関係で典型的には側切歯が内側に引っ込み、犬歯が頬側に張り出すいわゆる八重歯となりますが、八重歯でなくとも、凸凹な歯並びのことを総称して叢生(ソウセイ)といいます。他に乱杭歯などとも呼ばれます。

叢生 ケース(1)

治療前

叢生 矯正治療前

12歳、男性

叢生、八重歯の典型例です。凸凹の程度としては重度の部類に入ると思います。

このくらい凸凹があると抜歯せずに治療するのは無理があるかな、と感じます。可能か否かと問われれば可能と答えますが、非抜歯で治療するデメリットがあまりにも大きい気がします(歯周組織に与える影響、側貌の審美性、術後の安定性など)。

叢生の問題点として、口腔清掃の困難さが挙げられます。口腔内の二大疾患である虫歯も歯周病も原因を辿れば歯垢(プラーク)に行き着きます。歯垢(正確には歯垢中に潜む細菌)さえなければ虫歯にも歯周病にもなりません。歯科医院に行くと老若男女問わず、「歯を良く磨いてくださいね」といわれるのはこのためです。歯垢対策が口腔内の健康対策の基本であることは間違いありません。

また、この症例の場合は犬歯は咬みあっておらず歯としての機能は全く果たしていません。「歯を抜いてまで・・・」という理由で矯正治療をためらう必要も無さそうです。矯正治療をしない限り犬歯が咬みあうことはありえないからです。

治療終了

すべての歯が効率よく噛める環境が整いました。矯正治療には確かに時間がかかります。
けれど・・・一生のことを考えてみればそう長い時間でもないかもしれませんよ。
叢生 矯正治療後

叢生 ケース(2)

治療開始前

13歳の患者様です。でこぼこはさほどでもありませんが、口元が突出している感じがします。ご本人も気にしている様子でしたので、小臼歯を抜歯して治療しました。
叢生 矯正治療前
叢生 矯正治療前
叢生 矯正治療前

治療終了

歯並びもきれいになりましたし、口元の突出した感じも改善しました。
叢生 矯正治療後
叢生 矯正治療後

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叢生治療例1
叢生 矯正治療後

叢生の治療イメージ

左の図は叢生の典型的症状として八重歯を想定した模式図です。 ここでは上下の第一小臼歯を抜歯した場合の治療イメージを説明 します。 後の重ね合わせの為に全体をピンク色にし、抜歯予定の第一小臼歯 はグレーに着色しています。
左の図は治療後の模式図です。上記の図に比べて上下の小臼歯 1本少なくなっています。 次に、この2つの画像を重ね合わせてみます。
抜歯した隙間を利用して歯を並べるだけでなく、前歯を後退させて 口元の突出感を改善させることも可能です。
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