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上顎前突(出っ歯)の治療例4~舌側矯正装置による~

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成人の上顎前突4(舌側矯正装置、抜歯)


初診時口腔内写真

出っ歯を気にされての来院です。上顎前突、前歯部叢生に加え、左側第二大臼歯部が咬み合っていません(シザーズバイト、ハサミ状咬合)。シザーズバイトは放置しておくと下顎の大臼歯がほぼ真横に倒れ込むような状態になるリスクもあります。審美的に問題になる部位ではないので患者様ご自身が気が付いていることは稀ですが矯正治療をした方が良い典型的な症状です。上顎前歯を後退させるために上顎左右側の第一小臼歯を抜歯することにしました。見えない装置がご希望でしたので舌側矯正装置を使用しました。


治療途中口腔内写真
(治療開始2ヵ月後)

治療開始2ヶ月ですが、上顎の叢生はかなり改善されてきました。上顎の抜歯した空隙は残っています。上顎にリンガルブラケット矯正装置「エボリューションブラケット」、下顎に「Stbブラケット」を使用しています。エボリューションブラケットは個人的には使い勝手がよく、本症例の治療開始当初は私にとっての第一選択枝だったのですが、日本の販売会社が矯正材料メーカーとしては小さかったからか今では手に入れることができなくなってしまいました。もっとも結果的に、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置「インコグニト」という、さらに使い勝手の良い舌側矯正装置と出会うきっかけにもなったので世の中わからないものです。Stbブラケットも懐かしいです。小型で違和感が少なく良い装置でした。今でも販売されていますが私自身は使うことがなくなりました。なお、抜歯空隙に関しては気になるようであればダミーの歯を接着することも可能です。


治療終了時口腔内写真
(治療開始18ヵ月後)

治療期間は18ヵ月間でした。一般的には舌側矯正は唇側矯正に比較して治療時間がかかるといわれていますが、セルフライゲーションブラケット装置や歯科矯正用アンカースクリュー(ミニインプラント)との併用で同じか、症状によってはむしろ短い治療期間で終了することもあります。ただ、平均するとやはり2割程度治療期間を長く見積もっておいた方がよいでしょう。

治療の目安

治療に用いた主な装置
リンガルブラケット矯正装置
一般的な治療費の目安自費
約1,360,000円(税込)
リスク副作用
  • 治療中は歯みがきしにくい箇所ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
  • 初めて矯正装置を装着した時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
    また、治療当初は装置が舌にあたり、発音のしづらさや食べづらさなど感じることがあります。
  • 歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
  • 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • リテーナー(保定装置)を適切に使用しない場合は、後戻りすることがあります。

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