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叢生(八重歯、歯の凸凹)
歯の大きさと顎の大きさの調和がとれていないことが原因です。矯正歯科医院を訪れる患者様の主訴としては最も頻度の高い症状です。歯の萌出順序の関係で典型的には側切歯が内側に引っ込み、犬歯が頬側に張り出すいわゆる八重歯となりますが、八重歯でなくとも、凸凹な歯並びのことを総称して叢生(ソウセイ)といいます。乱杭歯などとも呼ばれます。
見た目が悪いだけではなく、歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病の原因になります。また、全ての歯が咬みあわせに参加していないので咀嚼効率が悪いです。
叢生治療例1
主訴:八重歯が気になる
診断:Angle1級叢生
初診時年齢:16歳
装置名:マルチブラケット矯正装置
抜歯部位:上下顎左右側第一小臼歯
治療期間:1年9か月
費用:85万円程度
重度のでこぼこです。上下顎左右の糸切り歯の後ろの歯(第一小臼歯)を抜歯して治療しました。
- 治療に用いた主な装置
- マルチブラケット矯正装置
叢生治療例2
主訴:前歯の捻じれ
診断:Angle1級叢生
初診時年齢:26歳
治療装置名:マルチブラケット矯正装置
治療期間1年11か月
マルチブラケット矯正装置 上下左右側第一小臼歯抜歯 歯科矯正用アンカースクリュー併用
上顎の前歯が捻じれています。でこぼこの治療だけなら抜歯をする必要はありませんが、口唇の突出感も同時に認められたため、その改善を目的として上下左右の第一小臼歯を抜歯しました。 治療には上顎に矯正用のアンカースクリュー(マイクロインプラント)を使用しました。口唇の突出感も改善しています。
- 治療に用いた主な装置
- マルチブラケット矯正装置、歯科矯正用アンカースクリュー
叢生治療例3
治療期間2年0か月
マルチブラケット矯正装置 上下顎左右側第一小臼歯抜歯
かなりひどい凸凹です。
- 主訴
- 前歯のデコボコ
- 治療に用いた主な装置
- マルチブラケット矯正装置
治療の目安
- 治療に用いた主な装置
- マルチブラケット矯正装置
- 一般的な治療費総額の目安(自費)
- 大人 唇側矯正治療 約850,000円(税込)
- リスク、副作用
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- 治療中は歯みがきしにくい箇所ができるため、虫歯や歯周病のリスクが高くなるので、念入りな歯みがきが必要になります。
- 初めて矯正装置を装着した時や調整した後は、疼痛や圧迫感などを感じることがあります。
- 歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
- 歯を動かす際に、歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- リテーナー(保定装置)を適切に使用しない場合は、後戻りすることがあります。
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