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開咬の治療例1~舌側矯正装置および抜歯。比較的短期間で終了したケース~

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成人の開咬(舌側矯正装置、抜歯)

開咬1 初診時
初診時口腔内写真

奥歯で咬んでも前歯が咬まない症状を開咬といいます。息が漏れるため、発音に影響がある他、前歯で物を咬むことができないため麺類やハンバーガーなどを食べるときに苦労します。
開咬は不正咬合の中でも比較的出現頻度の低い症状です。原因は骨格的な要因のほか、舌突出癖が原因となることもあります(嚥下時に舌を前歯と前歯の間に介在させる習癖のこと。幼児期、まだ歯が萌出していない時期は嚥下時に口腔内を陰圧にするために上下顎堤の間に舌をすべり込ませて閉鎖するのですが、それが永久歯放出後も習癖として残存すると開咬の原因になるといわれています)。ただ、開咬だから舌突出癖があるのか舌突出癖があるから開咬になるのかは、卵が先か鶏が先か、というのと似ていで診断は難しいです。本症例では口唇の突出感も認められたため、上下顎左右の第一小臼歯を抜歯することにしました。開咬の治療で抜歯をすると前歯部を後退させる際に上下顎前歯部を舌側傾斜させることができるので特に開咬+上下顎前突症である本症例のようなケースでは治療上きわめて有利に働きます。矯正装置は舌側矯正装置を使用しました。

開咬1 治療中
治療途中口腔内写真
(治療開始10ヵ月後)

上下顎の前歯を後退させる治療ステージです。上下顎前歯にエボリューションブラケット、大臼歯部にクリッピーLを使用しています。エボリューションブラケットはブラケット自体に結紮機能を有したもので、2010年前後は唇側矯正装置、舌側矯正装置を問わず流行りましたがだいぶ下火になってきました。原因は口腔内で使用するには構造が複雑すぎて壊れやすいからでしょう。壊れてしまえばただの結紮しにくいブラケットになってしまうので、シンプルな構造のブラケットに回帰しているのだと思います。シンプルイズベスト、ブラケットにはこの言葉が当てはまると思い思います。

開咬1 終了時
治療終了時口腔内写真
(治療開始14ヵ月後)

治療期間は14ヵ月間でした。当初は2年前後を予定していましたからかなり早く治療を終了することができました。

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