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叢生の治療例20

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叢生治療例20(抜歯、唇側矯正)

症状・治療方針
主訴は上下顎前歯の凸凹(でこぼこ)です。下顎右側中切歯の歯肉退縮が認められます。これだけ凸凹が酷いと患者様も抜歯を素直に受け入れてくれることが多いです。
ちなみに抜歯するか非抜歯で治療を行うかの判断基準ですが、凸凹の量が4mm以下は非抜歯、5~9mmはボーダーライン、10mm以上は抜歯というのが一つの目安になるでしょう(矯正歯科を専門とする歯科医師の教科書ともいえる、~プロフィトの現代歯科矯正学:クインテッセンス出版~より)。これに口唇の突出感などを加味して抜歯、非抜歯の決定を行います。
本症例では凸凹の量が上下顎ともに10mmを超えていますから普通に判断すると抜歯症例です。さらに、下顎右側中切歯に歯肉退縮を認めることから非抜歯(=歯列の拡大)による治療はそれを悪化させる可能性があります。このためオーソドックスに上下左右側第一小臼歯を抜歯して治療を行うことにしました。

治療
奥歯が手前に動いてこないように上顎にナンスホールディングアーチを装着しました。治療中写真の上顎内側に装着されている装置です。この装置によって上顎大臼歯が抜歯空隙に向かって移動してくるのを防ぐことができます(余談ですが、ナンスホールディングアーチ装着中はチューイングガムはお控えください。ピンク色のプラスチックのパッド部分にガムがベッタリ張り付いて取れなくなります。歯ブラシくらいでは相当困難で、歯科医院でもなかなか手こずります)。
治療中の写真は上顎左右側側切歯、下顎右側側切歯を配列するためのスペースを“ばね(オープンコイルスプリング)”によって広げているところです。

治療期間
唇側矯正装置による治療期間:2年1か月でした。

 

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